<比叡山 伝教大師>
伝教大師(最澄)
日本天台宗の開祖(767〜822)
神護景雲元年(767)
近江、比叡山の麓、坂本に生まれる。
12歳で出家。
奈良の仏教に疑問を抱き、
19歳で比叡山に登る。
3年後の延暦7年(788)
一乗止観院(現 根本中堂)を建てる。
38歳で唐に渡り、
法事、密教、禅、戒律の教えを学び、
帰朝後、比叡山に四宗融合の天台宗を開く。
鎌倉時代以降、
多くの祖師方が、この山で
修学研磨後に各宗を開いたことから
日本仏教の母山と称される。
鎮護国家と国宝的人材養成の
大道場となった比叡山。
大師の遺された教えや思想は、
今なお日本文化に大なる影響を与え続けている。