旅先の説明板・滋賀
彦根城の西の丸三重櫓/滋賀16
<彦根城の西の丸三重櫓>
彦根城内には、
天守のほかにも3階建の建物がもう一つあります。
それが西の丸三重櫓です。
西の丸三重櫓は、
本丸に隣接する西の丸の
西北隅に位置しており、
さらに西に張り出した
出曲輪(クルワ)との間に設けられた
深い堀切に面して築かれています。
堀切の底から見上げる西の丸三重櫓は、
絶壁のように、そそり立っており、
西の搦め手の方面からの
敵に備えた守りの要でした。
この西の丸三重櫓は、
東側と北側にそれぞれ続櫓を
「く」の字に付設しています。
西の丸三重櫓には
天守のように
装飾的な破風などはありませんが、
櫓全体を総漆喰塗りとし
簡素な中にも気品のある櫓となっています。
この建物は
浅井長政の居城であった小谷城の
天守を移築したと伝えられていますが、
嘉永6年(1853)に実施された大修理で、
建材の8割近くが
取り換えられていることが判明しました。
今日見ることのできる西の丸三重櫓は、
築城当時のものではなく
江戸時代(1596〜1867)
後期の姿と言って良いでしょう。

