日本全国名所巡りの旅

 旅先の説明板・滋賀

彦根城の太鼓門櫓/滋賀17



彦根城の太鼓門櫓


本丸にそびえる天守を目の前にした
最後の門が重要文化財太鼓門櫓です。


門櫓の南には
」の字に曲がった続櫓が付設されています。


この門櫓は、
建物の背面の東壁面が解放され、
柱間に高欄を付して1間通りを廊下にしています。


櫓にはたいへんな例で、
その名称となっている「太鼓」が
櫓の中に置かれています。


この太鼓門櫓
築城時に、
ほかの場所から移築された建物です。


太鼓門櫓は
彦根寺の山門を移築したと言われていました。


彦根寺
観音信仰の寺として広く知られ、
観音霊場では、納札を寺の建物などに
打ち付ける習わし
が古くからあります。


太鼓門櫓には、
門の柱に古い釘穴がたくさん残っており、

その釘穴を納札を打ち付けた穴と考えて、
彦根寺山門の移築説が生まれ

広く流布していたようです。


ところが、この説は
昭和31年(1956)から
32年にかけて行われた、
太鼓門櫓の解体修理に伴って実施された
建物部材調査により、

移築前の建物も、
どこかの城の城門であったことが判明したのです。


しかも、
かっての城門は規模が大きく、
それを縮小して
今日の太鼓門櫓としていました。


ただ、
どちらの城の城門だったのかは、
今ものままです。