日本全国名所巡りの旅


 旅先の説明板・広島

広島平和記念資料館/広島29



広島平和記念資料館


広島平和記念資料館.jpg



広島平和記念資料館は、
通称「原爆資料館」と呼んでいるもので、
原爆の惨状を後世に伝えるための施設です。


この原爆資料館は、
丹下健三の設計によるもので
昭和30年(1955)に開館しました。


平成10年(1998)に
公共建築百選に指定され、

平成11年(1999)には、
日本の近代建築20選に指定されました。


また、平成18年(2006)には
第二次世界大戦後の建築物としては
初めて国の重要文化財に指定されました。


心に残る展示品は、

溶けた瓦
人影の石
学徒動員の遺品
原爆投下直後の
壊滅した広島市」などで、

外国人の見学者もかなりいました。


 旅先の説明板・広島

縮景園/広島28



縮景園


縮景園は、
広島藩主・浅野長晟(ナガアキラ)が
入国した翌年の元和6年(1620)から、
別邸の庭として築成された。


作庭者は、家老の上田宗箇である。


園の名称は、
幾多の勝景を
集め縮めて表現した
ことによる。


園の中央に
濯纓池(タクエイチ)を掘って
大小10余の島を浮かべ、

周辺にを築き、
渓谷、橋、茶室、四阿(アズマヤ)
などが巧妙に配置され、

それらをつなぐ園路によって
回遊できるようになっている。


この種の庭園は、
回遊式庭園と称され、

江戸時代初期に
最盛期を迎えた形式で、
諸大名の大庭園の多くはこれに属する。


縮景園は、
昭和15年(1940)
浅野家から広島県に寄付され、

同年7月12日に
国の名勝に指定されたが、

昭和20年(1945)
原爆によって壊滅状態になった。


だが、広島県は
戦前時の景観に復すべく
整備をすすめて復元したものである。


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西条四日市宿の本陣(御茶屋)跡/広島27



西条四日市宿の本陣(御茶屋)跡


江戸時代、ここ西条は
西条四日市宿」と称し、

西国街道(山陽道)の
宿場町として栄ました。


全国の宿場には、
大名の泊まる宿
この土地の名家で営まれ
本陣」と称していましたが、

西条四日市宿場は、
広島(浅野)藩直営でつくり
御茶屋」と称していました。


建物は、明治維新後、
賀茂郡役所
賀茂地方事務所に利用されましたが、

現在は取り壊され、
復元された「御門」と呼ばれた
正門のみ見ることが出来ます。


また、石垣の一部には
江戸時代の乱積みが残っています。