日本全国名所巡りの旅


 旅先の説明板・長野

木曽路美術館/長野15



木曽路美術館


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木曽路美術館は、
昭和57年(1982)に開館。


名勝「寝覚め床」を
眼前にひかえる地にある。


ここには、
近代に製作された有名人の彫刻・絵画や、
古代から近世にかけて作られた
全国の有名な陶磁器を産地ごとに集めている。


また、江戸時代の
浮世絵師・歌川広重の浮世絵
木曽街道六拾九次」や
木曽路之山川」も所蔵している。


 旅先の説明板・長野

寝覚めの床/長野14



寝覚めの床


寝覚めの床.jpg



巨大な白い花崗岩と、
川面のクリスタルブルーの絶妙な色彩は絶景。


大正2年(1923)に
国の名所に指定されている。


ここに「浦島堂」があるが、
これは浦島太郎伝説によるもので、

その伝説とは

浦島太郎が竜宮から故郷に帰るが、
風景は変わり、知人もおらずに出て、
ここに、たどり着いたのである。

あまりにも風景が美しく、
うららかなので昼寝をしてしまったが、

玉手箱を開けると、煙が出て
白髪の老人になったので、目が覚めたのである」

このことから「寝覚め」といい、
岩がのようだから、
この岩を「寝覚めの床」と呼んだのである。


タグ:寝覚めの床

 旅先の説明板・長野

男滝女滝/長野13



男滝女滝


男滝女滝.jpg


この滝は、
木曽に街道が開かれて以来、
旅人に名所として親しまれ、
憩いの場であった。


滝及び滝壺は、
洪水や蛇抜けなどで
高さや深さが減じているが、
なお往時の姿をとどめている。


この滝には、
滝壺に金の鶏が舞い込んだという
倉科様伝説が伝わっている。


また、吉川英治
宮本武蔵」の舞台にもとりあげられている。


滝に向って男滝女滝である。


滝周辺は険阻なため、
道はしばしばつけかえられ、
幕末頃までの中山道
滝のを通っていたものと思われる。


現在滝上を通っている道が歴史の道である。


<蛇足>  

蛇抜(ジャヌケ)とは、
山津波といわれる土石流のこと。


沢を蛇が抜けるように土石流が襲うようです。


倉科様伝説とは、

倉科左衛門尉時元という人が、
豊臣秀吉への祝いに「金の鶏」を持っていく途中、
この滝で山賊に襲われ殺されました。

その時、「金の鶏」は
女滝に舞い込み滝壺は埋め尽くされたのです。


今も4月3日に地元の人で、
倉科様の霊をお祭しています。