日本全国名所巡りの旅


 旅先の説明板・静岡

由比宿/静岡6



由比宿


由比宿.JPG


由比宿
日本橋から16番目の宿場です。


江戸時代、由比宿には
本陣(大名が宿泊する施設)一軒と
脇本陣一軒、旅籠屋が33軒あり、
相当な賑わいを見せていたと伝えられています。


また、道沿いには、
江戸時代の面影を残す所が数多くあります。


本陣の表門、石垣、木塀、馬の水呑み場などは
当時のただずまいを彷彿させ、
生活文化を知る貴重な体験ゾーンとかっています。


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御穂神社/静岡5



御穂神社


創建の時は不明であるが、
千古の昔より、三保の中心に鎮座し、

三保大明神とも称され、
国土開発の神海の神と崇められると共に

天から天女が舞い降りた
羽衣伝説」ゆかりの社としても名高く
朝野の崇敬をあつめた延喜式内社である。


中世以降、武士の崇敬篤く、
殊に徳川幕府は
慶長年間に壮大な社殿群を造営寄進したが、
寛文8年(1668)落雷のため焼失し、

今の社殿は、その後仮宮として建てられたもので、
本殿は清水市指定有形文化財に指定されている。


信仰は
三保の氏神様、
清水庵原の総氏神として親しまれ
文化発祥の地である。


祭神の神徳により、
お祭りや、正月など
全国各地より多くの人々が参拝する
御神木羽衣ノ松」の名社です。


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謡曲「羽衣」/静岡4



謡曲「羽衣」


地上に舞い降りた天女
浜辺の松に掛け忘れた羽衣漁夫白龍に拾われ、

それを返してもらうために天人の舞を舞うという
羽衣伝説は日本各地にありますが、

駿河国の三保の松原を舞台としたのが本曲です。


そのときの舞が後世に伝わって
東遊(アズマアソビ)
駿河舞となったと言われております。


謡曲では、
天女は漁夫から羽衣を返してもらい、
愛鷹山や霊峰富士山を見下ろし乍ら昇天
してゆきます。


そのさまは一幅の絵のようで、
能の中でも、最も秀(スグ)れた曲として、
多くの人々に愛好されてきました。