日本全国名所巡りの旅


 旅先の説明板・岡山

倉敷の親付切子格子と招き猫/岡山17



倉敷の親付切子格子と招き猫


[招き猫のルーツ]

古来より
猫が顔を洗うと客が来る」と言われ、
それが招き猫のルーツになりました。


左手を上げている猫は「客を招く」と言われ、
商売繁盛に使われているのに対し、

右手を上げている猫は
幸福や金を招く」と言われています。


また、耳より高く手を上げている猫は
遠くの福を招く」ともいわれています。


[親付切子格子]

倉敷の親付切子格子は、
主として
主屋一階の正面の柱間の敷居から
内法の間に嵌め込まれる格子で、

親格子の間に
細かく短い子が4本入る。


これを京都では、
糸屋格子と呼ばれています。


 旅先の説明板・岡山

倉敷の書状集箱/岡山16



<倉敷の書状集箱>


倉敷の書状集箱.JPG


この書状集箱(ポスト)
明治4年(1871)郵便事業創業当時
使用していたものと同じ型
のものです。


この周辺が
伝統的建造物群保存地区であるため、
その景観に合わせて設置したものです。


また、このポストは、
他のポストと同様に
取り集めを行います
のでご利用下さい。


昭和60年4月20日  倉敷郵便局長


 旅先の説明板・岡山

倉紡発祥の地/岡山15



倉紡発祥の地


明治の維新政府は、
焼野ガ原の代官所跡倉敷県庁を置いたが、
明治4年(1871)倉敷県が廃止されてからは
放置されたままになっていた。


その後、地元の先覚者達によって、
明治21年(1888)3月9日
代官所跡に倉敷紡績所が創設され、
紡績工場の汽笛が鳴りひびいた。


以来、倉敷紡績の隆盛は
倉敷の発展に寄与するところとなった。


この建物は倉敷紡績発祥工場
明治22年(1889)に建設された。


設計は、日本の最初の
紡績工場を建設した石河正龍によるもので、

今日わが国に残存する
最も古い紡績工場の代表的な一つとなっている。


純異国風といわれる鋸型の屋根、
赤いレンガの外壁、
半円形の窓など当時の面影をそのままとどめている。


この工場は昭和20年(1945)
終戦とともに長年に亘る操業に終止符を打ち、
休止工場として保存されていたものを
昭和49年(1974)に改装した。