塞の坊（サエノボウ）／鳥取３３

＜塞の坊（サエノボウ）＞





記紀神話に「塞の神」あり。


イザナギノミコトが、
黄泉の国より逃げ返る時、
追い縋りし黄泉醜女（シコメ）に
投げつけたる杖より成れる神なり。


後に
悪霊や疫病の村落への侵入を防ぎ、
旅人の安全を守る
「道の神」としての性格を持つにいたれり。


また、地蔵尊や
唐国渡りの道祖神などと習合され、
路傍の小さき石像として
深き信仰を集めし例え少なからず。


この「塞の坊」は
「塞の神」の権現にて、
諸厄、災難を追い返す家内守護の童子ゆえ、
玄関、勝手口、鬼門などに安置なせば、
その霊威の顕現必定なり。

第５３代横綱琴櫻／鳥取３２

＜第５３代横綱琴櫻＞





倉吉出身、本名・鎌谷紀雄、
昭和１５年１１月２６日生まれ、

角界への志を立て、
昭和３３年佐渡ケ獄部屋に入門。


昭和３８年３月場所新入幕、
昭和４２年９月場所後大関に昇進する。


昭和４３年７月場所で初優勝をはたし、
昭和４８年初場所において
４度目の優勝を飾り、第５３代横綱となる。


その活躍ににより
郷土倉吉の名を全国に広める。


昭和４９年現役引退後、
年寄佐渡ケ獄を襲名、
部屋の隆盛に尽くし、
日本相撲協会理事審判部長の要職を務める。


横綱琴櫻の活躍は、
郷土倉吉の喜び・誇りであり、
有志により昭和５２年４月に顕彰碑、
平成１１年４月に銅像が建立された。

倉吉町並み保存会／鳥取３１

＜倉吉町並み保存会＞


平成５年５月、
倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区内
におきまして、

家屋など
３棟を全半焼する火災が発生しました。


この火災を教訓に、
被災した事を風化しないよう、

これからも火災からこの町並みをまもるため
「有限責任中間法人全国住宅火災防止協会」
の協力を得て、

難燃防火処理による難燃工事を、
この公園の東家と東仲町桑田家に取り入れました。


今後も防火意識を高め、
歴史的環境に恵まれた
この街並みの保存に取り組んで参ります。