日本全国名所巡りの旅


 旅先の説明板・兵庫

城崎温泉の由来/兵庫45



城崎温泉の由来


末代山温泉寺は、
城崎温泉を開いた道智上人により創建された。


道智上人
地蔵菩薩化身といわれ、

広く衆生済度の大願を発して諸国を巡り、
養老元年丁巳の年(717)この地に来て
当所鎮守・四所明神に祈願をこめ、

明神の神託を得て、
翌養老2年から4年にかけて1000日の間、
八曼荼羅の修行をなし温泉を開いた。


なお、源泉の温度は81℃、
自然湧出量は毎分150ℓである。




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有島武郎の碑/兵庫44



有島武郎の碑


浜坂の 遠き砂丘の 中にして 
 佗びしき我を 見いでつるかな 

              武郎



この歌は、
大正12年4月下旬、
有島武郎が山陰講演旅行の帰途、

当地に泊まり、
その時世話を受けた客室係りに書き与えた。


温泉寺にも参詣し、
龍照法印が指頭で六字の名号
南無阿弥陀仏」を書くことを聞き、

これを求めた後、
間もなく愛人と自殺を遂げたが、

この書は、それを暗示させる
彼の絶筆といってよいものであろう。


(蛇足)

このは、城崎の温泉寺の境内にある。


有島武郎(1878-1923)は小説家。


大正12年(1923)
軽井沢の別荘・浄月荘
美貌の人妻・波多野秋子と心中した。


長男は俳優の森雅之である。





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城崎温泉の大弁財天/兵庫43



城崎温泉の大弁財天


城崎の極楽寺鎮守、
一願成就の大弁財天の説明に、

弁財天とはインドの神です。

 元来はを神格化した女神で、
 河の神・豊穣(実り)の神でしたが、

 やがて知恵・音楽・財物の神としても
 信仰されるようになりました。

 特に、女性の学問・技芸の神として、
 琵琶を持つ美しい女性の姿であります。

 さらに苦を水に流して福徳を与える神として
 水に縁のある名所に必ずお祭りされています」

とあります。





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