<高野山の本中院谷>
伽藍の北側、
明王院より東方、
金剛峯寺の西までを言う。
明王院、竜光院、親王院、
総持院の宿坊のほか、
正塔院、理性院、竜城院、
成蓮院、東室院、引摂院の住坊がある。
明王院は、
弘法大師が当山開創のときに刻まれた
五大明王を安置して開かれたので、
その名があるが、
寛永7年(1630)の火災で失われ、
現在は智証大師筆と伝えられる
赤不動尊を本尊としている。
竜光院は、
はじめ中院と呼んでいたが、
中興明算検校(ケンギョウ)の時、
池中から神竜が珠をいだいて出現したという
奇談が寺の名となった。
弘法大師の住坊として
子院中、最も古い由緒をもつ。
親王院の開祖は、
弘法大師の十大弟子の一人、
真如親王なので寺の名となった。
真如親王は、
弘法大師の入定後、
求法のため入唐し天竺に渡られたが、
この旅行中、
不幸にも猛虎のために害せられなくなられた。
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